2025.05.24
お金を出して聴きたい落語家が少ない中、リアルに足を運びました。
志の輔師匠の魅力は、深い人間の洞察力と安定感。
演目は、三方一両損、ねずみ
素晴らしい演出と間の空気感でした。
最近は、美術展に行かなくても、SNSで作品が見られます。
歌舞伎も、落語も、YouTubeで観られる便利な時代になりました。
でも、それは本当に「観た」と言えるでしょうか?
画面越しでは細かい表情や息づかいなどの空気感、演者の熱量は届かず、“ただの情報”で終わってします。
リアルに触れた瞬間、人は「わかる」ではなく、本物の深さを「感じる」に変わります。
そこにあるのは、きっと、人生を少しだけ深くする、静かな贅沢、価値ある豊かな時間である!と感じた次第です。