前月、次世代経営者セミナー「さくら優和 二木塾」が開講しましたが、そのセミナーの受講後アンケート(学び、気づきシート)で面白い着眼点の質問がありましたのでご紹介します。
「セミナー始まってから、1つ終わるごとに拍手をしますが、とても気持ちが和むのですが他にも何か理由があるのですか?すごく興味があります。会社でも取組みたいと考えています。」
私の回答は以下のとおりです。
安心・安全・ポジティブな場づくり
区切りごとに「拍手をお願いします!」といっているのは、
セミナーの場を、安心、安全、ポジティブにするための具体的行動と位置付けて
お願いしています。
安心、安全、ポジティブな場をつくるための条件として、言葉、表情、態度、行動、が大事と申し上げましたが、このうち言葉以外の3つの条件を全部満たすのが拍手する行為ではないかと思います。
グループワーク後の拍手は、相手へのねぎらい、お礼、承認の意味。個人ワーク後の拍手は、自分へのねぎらい、自己承認、自己肯定感と捉えたらいいと思います。
(よく頑張って考えたな、俺!って感じでしょうか)
グループ内で発表して、そのままスルーされるより、他の参加者から「よかったよ、いい意見をありがとう」と拍手でねぎらいや承認があった方が、いい場がつくれるのは、セミナーで体感したとおりだと思います。
相手を認める
人間は基本的に認められたい欲求が強い動物です。
拍手すると自然と笑顔になりますし、聴覚から入る音と、視覚から入るアクションが脳にインプットされ、単に言葉のみでほめるよりも、より効果的に相手を「認める」ことにつながります。
神道の柏手(かしわで)とは
他方、神道では神様を拝むとき,両掌を打ち合わせて音をたてる作法を柏手(かしわで)といいます。
柏手で音を立てる理由は、喜びや歓喜の気持ちを表すためといいます。
そのため、凶事では音を出さないように打つ作法があります。
願い事をかなえようと神を呼び出すために手を打つとも言われ、邪気をはらう目的があるという説もあります。
こうしてみると、柏手と拍手の語源は同じだと思います。
拍手の1アクション3ゴール
拍手は、すばらしいこと、感動したことを相手につたえるための道具です。
途中の真剣な聴取態度、うなずき、笑顔に加えて、拍手があれば、場は完璧に安心・安全・ポジティブな場になります。
テーマごとに区切りがついて、セミナーのテンポがよくなるといく副次効果もありますね。
まさに1アクション3ゴール(1つの行動で3つ以上の異なった角度の目的が得られること)以上が効果あると思います。
拍手ひとつでも奥深いですね。
二木宏造
鹿児島の経営コンサルタント フィロソフィパートナー
経営理念を起点にビジョンの実現に向け、経営者を徹底サポートする専門家、フィロソフィパートナーとして 鹿児島・宮崎を中心にコンサルティングを展開。
また企業向けセミナーでは「脱☆ドンブリ経営!実践セミナー」や、「明快Vノート」を活用した「実践!セルフマネジメントセミナー」等で経営者、経営幹部、管理職から新入社員まで、分かりやすく実践的な社員研修に情熱を注いでいる。