Wikipediaによると、
1920年に文部省の外郭団体である財団法人生活改善同盟会と、東京天文台(現・国立天文台)によって制定された。
日本国民に「時間をきちんと守り、欧米並みに生活の改善・合理化を図ろう」と呼びかけ、時間の大切さを尊重する意識を広めるために設けられたとあります。
6月10日の由来は、天智天皇により671年に日本で初めて水時計というものが作られ、それに合わせて、太鼓や鐘で時を知らせたのがその日だったからだそうです。
かつて、私が通った鹿児島市立紫原中学校では当時、チャイムが鳴らない学校でした。
(現在も継続されているかは不明ですが)
始業前も放課後も、給食時間も、一日中まったくチャイムとかベルが鳴らない。
教室には正確な時計が壁に掛かっており、先生も生徒も時計をか確認し時間通りに授業を始め、時間通りに終わる。
ということで、時間に対しては人一倍、気を付ける習慣ができたと思います。
その習慣がコンサルティングにも反映され、セルフマネジメントツール、「明快Vノート」にも繋がっているのでしょう。
明快Vノートについては、HPに詳しく説明していますのでご参照ください。
さて、本日、時の記念日にちなんで日本経済新聞p16~p17にわたって
セイコーホールディングス株式会社の全面広告が掲載されていましした。
企業のイメージ広告ながら、文章が秀逸だっだのでシェアします。
こうした文章に同社の経営理念がしっかり反映されているのでしょう。
日本を代表する経営者稲盛和夫氏は、講演で
「人間に人格があるように、企業も会社としての文化、風土、個性、
品格などで表わせる社格を持つべきだ」と語られていますが、
今朝の広告の文章はまさにこの社格を感じました。
表現力も含め見習いたいと思います。
以下、広告の文章を転記します
今日は100回目の時の記念日。「あなたの時間」について考える日。
あの時。すべてが止まったけれども、時間だけは動き続けていました。
午後7時の拍手や鐘。同じ時間を共有できたオンライン飲み会やビデオ通話。
空間がどれだけ断絶しても、私たちは時間というかけがえのないものでつながっていました。
さらに。これまで会社や学校といった他者に管理されるものだった時間が、自分の手の中に戻ってきています。
自分の意志で自由に扱える時間が増えています。
その結果、私たちは根本的な生き方を見つめ直しています。
日々の豊かさ。家族と自分。ゆずれること。ゆずれないこと。
時間とは追われるものではない。
一人ひとりの中にあり、一人ひとりが刻むもの。
この先どうなるか、まだまだわからないけど。
どうかすべての人が、自分自身の、かけがえのない時間を過ごせますように。
時はあなたが刻む。