現状を把握し理想に近づくための
条件を探すセッションです。

ビジョナリーコーチの様子

コンサルタントの重要な役割は、実は「相談に対しアドバイスすること」がメインではなく、クライアントの状況を正しく把握することです。状況を正しく把握し、クライアント本人と共有できたら、その時点で相談の8割は解決したようなものです。 そのために、クライアントが欲しがっているものは何なのか、を突き止める作業が必要となります。しかし、たいていの場合、自分の思いや悩みを説明すること、すなわち「言語化」があまり得意ではないようです。 そこで、相談に乗る時の基本的な「型」として、4つのステップで現状と理想にハシゴをかける「ビジョナリーコーチング」という手法を使います。

ビジョナリーコーチの図

4つのステップで進めていきます。

相談のタイトルを決める
考えが堂々巡りで、ちぃとも先に進まない相談のケースがよくありがちですが、それは入り口でタイトルを決めていないからです。ビジョナリーコーチングは紙に書きながら進めること。これによって他のことに話が飛んでも、ちゃんと軌道修正して建設的に思考を続けることができます。
現状を知る
そのタイトルの現状がどうなっているのか、一通り書き出してみます。ここで大切なことは、いきなり各論ではなく、大局的な着眼点から先に書き出しておくことです。
理想を知る
「現状を知る」で書き出した着眼点で、どうなっていたら理想的なのか、書き加えていきます。第2ステップと第3ステップが明らかになると、そこにギャップが生まれます。
理想に近づくための条件を探す(3つの視点:能力・行動・環境)
「どんな条件が整えば、理想に近くのか」自問自答していきます。そして、第4ステップの時に、さらに3つの視点から整えるべき条件を検討していきます。それは「能力」「行動」「環境」の3つです。つまり、能力をつけることで解決する道はあるか?行動することで解決する道はあるか?環境を変えることで解決することはあるか?と一つひとつ考えていくことです。

このステップは、営業の時、部下の面談、自分一人で考え事をするとき、会議 の進行、コンサル場面等々、あらゆる場面で応用が効く、万能の思考の型です。

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