2025.02.25
経営理念とは

経営理念は、企業の歴史、存在意義、そして社格(すなわち組織の人格や品格に匹敵する根源的要素)を言語化し、社員の日々の行動判断の羅針盤となる役割を担います。

ゆえに、経営理念は単なる「策定」作業ではなく、経営者の内面に根付く価値観や経営哲学を深く掘り起こし、企業の本質を表現するものだと考えています。

 

「策定」と「掘り起こし」の違い

一方、「策定」という言葉は、ともすれば表面的な計画立案に留まり、内面の探求や普遍的な思考を十分に反映できない可能性があります。

経営者が長年培ってきた信念や哲学を明確に言語化してこそ、全社員が共有できる価値観と方向性が確立され、組織の成長基盤が強固になると言えるでしょう。

したがって、私はあえて「経営理念の掘り起こし」と呼んでおります。

 

熟成、ぶつかり稽古

今回、ある企業の歴史や地域文化、経営者の熱い想いを丹念に分析し、社員の魂に響く経営理念を掘り起こすサポートを行いました。このプロセスには約5か月を要しました。

当初は社名を隠すとどこの企業か分からないような一般的な言葉の羅列でしたが、経営者の想いを、質問により徹底的に引き出すアプローチを実践しました。この期間を熟成、またはぶつかり稽古と呼んでいます(笑)。

 

 

経営者様からの喜びの声

完成した経営理念はその企業ならではの唯一無二の表現となり、大変満足いただけました。

社長、専務からは、以下のコメントを頂戴しました。

「経営理念が完成し、思考の源流、根底からスタートできる気がして、本当に嬉しく思います。」

「経営理念策定にあたり、多大なご尽力(貴重な時間とアドバイス)をいただき、誠にありがとうございました。全社員一丸となって目標に向かって邁進いたします。」